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2016-03-29

I’m woman. FAM-VERCE 2008.7月号

ウーマン07

シングルマザーへの選択

 

結婚はしなくても、子供は欲しいという女がいる。

 

雌は惚れた雄との「子」を産みたいと本能で願う。

しかし結婚を自ら望まず(もしくは望めず)、

母性の世界と、愛した人と自分の子供という「証」を残し、

それを自身で未来に育みたいと願うのだ。

 

きっと様々なリスクを背負うことになる予測と、

それを請け負う覚悟。

自分だけじゃなく、「子」にも継がれてしまう寂しさ。

他人と比較してしまう情けが、身に沁みて葛藤する日々。

 

そして宿った“貴い命”が、我が身の宙で鼓動する。

それは、不安と孤独の時間を一瞬にして幸せへと導く。

 

もう、泣いてなんかいられない。

 

そして女は自分の脆さを克てにできる程の

強い覚悟を決める。

 

そして、母は気付く。

母が心から幸せならば、

この子は不幸にはならないことを。

 

産み落としたこの命に、

きっと 大きな幸せの意味があると悟るのだろう。

 


 

※あえてシングルマザーを選ぶ女性がいます。 (最近、21歳でその道を選んだ女性と出会いました。) きっと究極の選択をしてのことだと思いますが、 その過程は本人にしか分らない、様々な物事があったのでしょう。 ただ言えるのは、出産して母となり、 我が子と共に一生懸命に生きている姿は とても力強く、絆の深い親子だということです。

 

onstitution / 鏡花 illustration / kikue FAM-VERCE 2008.7月号 I’m woman

 

福井のフリーペーパー「fam」で、掲載している「I’m woman」という記事コーナーのイラスト制作やデザインをさせていただいております。鏡花さんの文章は、毎月艶やかで、女心の深い部分をつく、深い詩で、密かなファンが多数存在するとか…。ぜひ、女性の方に読んでいただきたいです。


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