桜花爛漫
出逢った男と女は
時と共に解け合い、
恋に落ちてゆく。
そして 好きな男の肌色に
染められてゆく心地よさを
女は 本能で幸せに感じ、
男は それを無意識に支配する。
やがて 培われた悦びは
香りをたち込めて
女を美しく、咲かせる
それでも
儚くも 薄紅色の花びらは
理想と現実の狭間を行き来して
いつの日か 空に舞う
焦がれた想いを
解き放つように 風に乗り
自ら散ってゆくのだ。
constitution / 鏡花 illustration / kikue FAM-VERCE 2009.3月号 I’m woman
福井のフリーペーパー「fam」で、掲載している「I’m woman」という記事コーナーのイラスト制作やデザインをさせていただいております。鏡花さんの文章は、毎月艶やかで、女心の深い部分をつく、深い詩で、密かなファンが多数存在するとか…。ぜひ、女性の方に読んでいただきたいです。
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